葉っぱと紅茶のある暮らし─らみや社会塵編

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書いたら消さない、がポリシー。

【2002-01-01-火】

★あけましておめでとうございます。
本日(5日)より、ようやくらみや日記復活でございます。本年もお見捨てなきよう宜しくお願いする次第です。

と、今年の正月は……胃を壊してました。年始は飲み食いイベントばかりなので、かなりツマラン正月になってしまいましたね……。ま、逆に久しぶりの寝正月。のんびりやらせてもらいましょか。
◆本年年賀状解説:

FORTUNA DIVITIAS AUFERRE POTEST, NON ANIMUM.
── 運命は財産を奪えても、精神は奪えない。

ローマの哲学者・劇作家・政治家であるルキウス・セネカより。
運命の自由にならない「精神」を主張する言葉です。不況然り、テロ然り、去年は時運を嘆くことは多い一年でしたが、だからと言って心までヘタレるんじゃねーぜ畜生が、という思いを込めて選んでみました。

この手の台詞を選ぶと、やっぱりその1500年後にイタリア半島に生まれた男・マキアヴェッリの思想に繋がっちまうのは定番ながら当然のことかも。てなわけで、運命に逆らうことはできなくても、逆にそれを利用したり、影響力を弱めたりするための個人の力量ヴィルトウを信じた彼の言葉を接いで見たのでありました。

おりしもかの塩野七生が、マキアヴェッリの絶望した中世を指して、精神の隷属に加えて「各国が自分の利益しか考えなかった結果の暗黒時代」と評していましたねぇ。今がそのような時代になりつつあるとも。

個々が前を向くんだと言っても、目先の利益を追えと言ってるわけじゃねーってことで。

それじゃ今年も、行ってみましょうか。
Summary="ぼんやりと" Physical:78 (2002/01/01)

【2002-01-03-木】

諸君 私は甘いものが好きだ 
諸君 私は甘いものが好きだ 
諸君 私は甘いものが大好きだ 

諸君 私は甘いものを あずきの旨さを引き出した餡子を望んでいる
諸君 私に付き従う「甘味は男の食い物」連盟諸君 君達は一体何を望んでいる?
更なる餡子を望むか? 情け容赦ない 芸術のような和菓子を望むか?
至福の限りを尽くし 三千世界の別腹を満たす 嵐のようなあずきを望むか?

餡子! 餡子! 餡子!

よろしい ならば御汁粉だ
我々は満身の力をこめて 今まさに食らいつかんとする箸持つ手だ
だが この胃痛の底で 3日もの間悔やみ続けてきた我々に ただのぜんざいではもはや足りない!!

納言志るこを! 一心不乱のあずきの神を!
◆というわけで、胃痛が去った瞬間に食い倒れツアーを計画する懲りないらみやですこんにちは。

3日間まともなものが食えず涙を飲んだ腹癒せとばかりに、甘味への飢え、餅の食えぬ思いが反応した結果、宣言どおり「御汁粉」を食いに行くのであります。ええ。
◆というわけで、突発的に一路鎌倉へ。
あの忘れ難き味、鎌倉は「納言志るこ」の御汁粉を味わいに、である。

その前に、兼ねてから気になっていた「ミルクホール」へ。
怪しい案内板に誘導されていくと、そこはまさに大正ロマンチズムといった風情の小さな店が。軋む床、各所に置かれたストーブ、昼間なのに採光の弱い窓で薄暗く、店内を照らすのは白熱灯。重い木の椅子に腰掛けて、のんびりハヤシライスなぞ食い、薄く透き通るような陶器で紅茶を飲むのは至福であった。

この店、夜に来れば奥のカウンターで酒も楽しめるとか。いい空気、を体現化したような不思議な店。少し通りを挟めば、初詣客でごった返す小町通りがあるというのに、この静けさはなんなんだろうねぇ。ま、この喧騒から一瞬で離れられる路地の不思議さが、鎌倉と言う街の魅力でもあるんだけどね。
★ふらふらと街を歩いて胃を軽くして。
蒼穹と呼ぶに相応しい澄み切った空。ようやく新年が来たって感じに浸れるね。

空の青を映し、古代より尊重され、あと若干の精神的理由(謎)を持つラピスラズリの原石を購入、っと。幸運の石のくせに、どうしてこれで作ったダイスが置いてないんだ……って愚痴は前にも言ったな確か。

そしてお目当ての納言志るこへ。
今日は田舎汁粉ではなく御膳汁粉。要するに漉し餡の方である。相方は抹茶あんみつ、と。

漉してあるとは言え、恐ろしく濃厚な餡。余計なモノが一切入っていない、あずきの旨さ。たまらんね。相方の抹茶あんみつも、緑色の汁に漬かっただけのシロモノとは一線を画す、これまた濃厚な抹茶の香り漂う逸品。ここでも餡子の旨さは変わらず、と。

満足の笑み、満腹の胃を抱えて空を見上げ、いいねぇ、今年も平和に始まったようでありますよ。
Summary="食欲魔人" Physical:80 (2002/01/03)

【2002-01-05-土】

乾上がった紅茶缶に青ざめたらみやですこんにちは。

いやもちろん紅茶缶ですから乾いているのは当たり前なんすが。年末に自宅でお茶を飲みまくった結果、前回の補給が薄かったこともあって速攻お茶切れに。このままだと体内のタンニンが切れて中毒症状を……起こしはしませんが、夜のキーボードのお供がないと、物書きが進まない。

そんなわけで、レピシエ緑碧茶園で福袋が売られていることを聞きつけ、早速補給作戦を展開したのであります。
★ぷくと待ち合わせて、まずは青山ティーファクトリーで新年初の紅茶昼飯を。

店長が手荷物で持ち込んだというセイロンティーに舌鼓。頼もうと思った品をことごとくぷくに注文されてしまうと言うオチはあったものの、ヌワラエリヤとキャンディは逸品で御座いました(><)!

しかしどうして渋くならないんだろねぇ、ここのお茶は。
ったく、某神保町の紅茶屋も、これぐらいのレベルになってから客を説教しろってんだホンマに(以下略)
#まだ根に持っているらしい(^^;;

そして相変わらず、店長のおっちゃんはいいひとなのでありました。
◆ぷく新居にて「どらぐすれいず」新年会。
と言うよりは、再会オフというか、旧交を温めるというか。面子の1人となんか、物理的に会うのが一年ぶりだということを再認識してしまった。……時の流れは速いというか。

鍋と10年モノ紹興酒を囲んで。

この場所でしか出来ない、容赦ないマシンガントークの応酬。
自分が如何にこれを愛していたか、それに餓えていたか、この存在がどれだけ貴重か、思い知らされた。全力で喋れる相手が、そこにはいた。

まず趣味が合わなきゃいけない。それも濃い、濃い、濃ゆいレベルで。
しかも、それだけでは足りない。いわゆる「頭の良い人」じゃなきゃ駄目なのだ。機知に富む、こちらも反応を楽しみ、反応し返され、言葉の応酬に無制限に酔っていられる時間。

その意味で、SFCというのは実に貴重な場所であったと痛感する。
あの場所での出会いは、惹きつ惹かれつ集まった同志は、もはや新たに手に入れることの出来ない者なのかもしれない、とすら思える。



……純粋に職場環境に近い年齢の人間がいないのが問題かもしれないけどね。
にしたって、出会う人を選べないジレンマは、もうこれからずっと潜ってかなきゃいけないものなのだな。

だからこそ、物理的距離ではなく、趣味的距離でつながれるネットワークに憧れるんだろう、僕は。



というわけで、ひたすらに幸せを満喫した1日だったのでした。
★しかし時を経た紹興酒旨すぎ。
香りといい口当たりといい、その辺で飲むものより圧倒的に丸く、喉を焼かない。

「酒は県令かゴロツキのようなもので、強ければ強いほど良い。そしてゴロツキも10年もやってれば、次第に人当たりが良くなるモノである」
Summary="趣味こそが原動力。" Physical:82 (2002/01/05)

【2002-01-06-日】

★まだ足りない、我が舌の根は未だ乾いておらんぞ!

というわけで、その後ファミレスで徹夜トークしたらみやですこんにちは。

……単に計算を誤って終電を逃しただけです(^^;; 付き合ってくれたりおんに感謝。
しかし徹夜が身体にこたえるようになったなぁ……。思えば就職してからは久しく完全徹夜はしてなかったわけだし。おかげでその後一日寝てたようなものだったけど、ま、その価値はあったな。

まさに全力、か。
会話内容は守秘義務ってトコで。
◆今年の年賀状は、一応「ネタ」を狙っていたんですが……。
「相変わらずキザですね」というリプライ年賀状が着たんですがどうしましょうΣ( ̄□ ̄;) はっはっは。ま、それもまたネタでいいんですがね。

お元気ですか久しぶり。

遅れてくる年賀状を改めて眺めるのも楽しいもんです。
リンクはなるべく絶やさぬよう。切れてないことの確認だって、いいじゃないか。
★休みが終わってしまうー。この悲しさといったらないのぅ。
Summary="寝ながら行動。" Physical:86 (2002/01/06)

【2002-01-07-月】

◆願わくば、葛西まで出勤する日の最後。
今日の引越しで桜木町に確定になる……はずである。葛西勤務自体がイレギュラーだったのだしね。

嗚呼桜木町
朝の通勤が比べ物にならないほど楽に。葛西と比べようもない幸せな昼飯環境。普通に帰れりゃ横浜で買い物すらできるし、遅くなっても即帰宅。なんという幸せかねぇ。

つまりは、日常における通勤時間が、如何に日々の時間の質に関わっているか、なんだけど。

通勤時間30分削減の為なら、狭い家など全然苦にならないと思うんだがなぁ。
★ふふーむ、高校生が俺の書き物を読んでくれてたってだけでも嬉しいんだが。

感想のメールまで貰って、おまけに「なんだかあきらめムードだった受験勉強の方もやる気が出てきましたし」なんて書いてあれば、例えお世辞でも感激のあまり涙しちまいますよワタクシ(T_T)

Webで物書きをするようになって2ヶ月半。
直接読んでくれた人とコミュニケーションしたりする楽しさ、何より自分の書いたものが読まれるってのに喜びを感じて。……そして、このような感想メールを貰った喜びを数珠のように紡いで、物を書いていくのであります。
◆そういえば、この「物書き」という呼称。
自分を小説書きと呼称するほど自惚れちゃいないいし、雑文使い、の一人称は日記書きにも当てはまる。さて気張らない呼称は、と……

「物書いてんだか背中掻いてるんだか分からないようなのがいい」と言ってたのは原田宗典だったかのぅ。
Summary="速攻帰宅趣味的生活" Physical:-- (2002/01/07)

【2002-01-08-火】

★雑仕事に鬱(─_─)ならみやですこんにちは。

そういえば1月で見習いの肩書きもとれました。ルーキーとは言え、それなりの裁量を持って仕事をさせてくれる辺りは悪くないんだけど。今日は妙に上から降ってくる雑仕事が多くてうんざりするねぇ。一応猿馬仕事じゃなく、脳みそを必要とする(intelligence、の適当な訳だと思うんだけどどうだろう)作業ではあるんだが、言われたことだけをやってるのもツマランもんだ。

そう考えると、俺が日頃呟いている「かしずいていたい症候群」は嘘なのかな。あるいは今俺の目の前に超絶有能な人物が現われたら、俺は嬉々としてその人の道具になるんだが……って良く口にしてるんだけどねぇ。

ま、かしずくにしても仕えるにしても、それが自律分散的自走能力を必要としないわけじゃないから、こりゃ別問題か。
◆仕事帰りに人に渡すものを、朝横浜駅のロッカーに放り込み、帰りにゃ見事忘れ去って電車に乗る。鬱。今日はやたらと凹まされる日だのぅ……
Summary="誤爆自爆的鬱" Physical:84 (2002/01/08)

【2002-01-09-水】

昨日と大差ない人生ですが何か?と言わんばかりのらみやですこんにちは。

だって眠いし。
◆仕事後に久々にニューオリに行こうとするも、材料切れ閉店でアウト。
……電話して聞いておいたのが唯一の救いか……
★加湿器を使うのを止めてから、肺の調子がいい……
それが何故かなんて、まったく想像したくないもんだΣ( ̄□ ̄;)
一応毎回洗ってたんですけど。
Summary="以下同文" Physical:82 (2002/01/09)

【2002-01-10-木】

◆関内で偶然見つけたいわゆる「カタカナでビストロ」という類の店で昼飯。
本職(?)なのか洋食屋なのか分からない辺りがいい。小さい店ではあるけれど、地下にあって壁が石造り、板張りの床、テーブル配置など、結構ツボを心得ていて良い雰囲気。何より、小さいフロアとはいえ、1人でフロアをこなしているウェイターが良い感じである。効率も良いが配慮もされており、身のこなしがウェイターと言うよりは執事である(^^;;(制服も執事っぽい)

日々の昼飯としちゃランチでも若干高い店だけど、何せ今の客先には休憩エリアがない。昼飯を終えて戻ってしまうとまったく安らげないので、こんな店で紅茶を頼み、ノートPC広げて書き物なぞし、昼休みギリギリまでマターリするには幸せな環境だね。週に1度ぐらいなら、それぐらい掛けてもいいかのぅ……
MGS2(メタルギア・ソリッド2)をジリジリとプレイ。

2周目以降、映画的要素は鳴りを潜め(単にプレイヤーの感覚だけど)、猿のようにやり込めるゲームになっている。特に麻酔銃と戦闘回避だけで進む「ゼロKILL」プレイと、わざわざ敵をホールドアップすると(接近しなきゃいけないし、その間他の敵兵に見つかりやすい)敵が落とすドッグタグのコンプリート、両方の合わせ技など、極めていける。

これらのやり込みプレイの興味深いところは、とにかく本筋のゲームの腕前を上げていなきゃならない、って点だ。ただプレイするよりもはるかに高度な戦術と技術が必要とされ、プレイヤーの力量が問われてくる。と同時に、純粋なタイムアタックやスコアアタックとは一風違い、普通にプレイするのとはまた違った角度からゲームを楽しめる。

もちろん、別にそんなことしなくてもクリアできるわけで、5段階の難易度設定と合わせて、初心者プレイヤーへの敷居は低いままに抑えられている。

やり込みだからといって、決して近年のFFシリーズのように、敵兵とカードゲームをしたり、潜入施設内を動物になって巡ってアイテムを集めたりする必要はないのだ:p そのようなそのゲームの本質から外れたミニゲームで「やり込めるゲーム」を謳うような、狡っからい面は一切ない。また、その狡っからい余計なプレイをしないと本筋を有利にする重要アイテムが手に入らない本末転倒なFFとは違い、MGS2でのこれらのプレイに対する報酬は、実際には大して役に立たないアイテムばかりだ。

重要なのはそのプレイを成し遂げたという事実。FFの「ミニゲームをやり遂げた事実」などは唯の暇人の証にしかならないわけで、「MGS2のやり込み」の名に相応しい本筋での極めであるからこそ許されるスタイルである。


俺も「処理能力の向上とゲームの面白さは反比例する」の法則に同調し、御多分に漏れず不安を持っていた。ところが、エースコンバット04、メタルギアソリッド2と、PS2でのゲームを2本こなしてみると、なかなかどうしてこれが面白い。面白いだけではなく、表現の幅が広がったことを素直にゲームに生かしている。操作して、遊んで、楽しい。

この傾向はアクション系ゲームに見られるようで(「Rez」など好例だ)、逆にRPGは冬の時代に頭からはまり込んでしまった感すらある。映像と、キャラ萌え(あえて使う。FFのみならず、他のRPGを支えているのが、男女共にキャラ萌えする人々である点は否定できない)で売るRPGばかりなのは何故なのか。それでは安いギャルゲーと変わらないではないか。

自分がそのキャラになりきり、アクションを必要としない行動の選択と、アクションゲームでは到達できない、じっくりと時間を掛けて味わえる世界観。それこそがRPGの真髄だったはずなのだが……。

PS2以降のゲーム機によって(もちろんそれだけではないが)、アクションゲームが見事な世界観を生み出せるようになってしまった。これに対して、FF10のようなRPGは、確かに映像の華麗さで世界観を演出している。だが、実際のゲーム部分はどうなのだろう。その処理能力を生かした、RPGならではの新しい地平は果たして生まれているのだろうか……?

その答えがネットワークRPGである可能性は高い。
他人とのインタラクションによって、アクションでは到達できない世界観、プレイヤ=キャラの一体感。まったく異なるゲーム感を生み出しているのではないだろうか。

残念ながら、横浜でありながらブロードバンドの真空に住んでいる為、ネットワークRPGをプレイしたことがなく、意見すら書けないのが悔やまれる……


というわけで結論は、NTTが悪い、と。(ぉぃ)
Summary="小技に感服する日" Physical:78 (2002/01/10)